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2020年までにスポーツを新たな産業の担い手にするためのブログ

日本のスポーツ界を発展させていきたい。そのためにはどうしたら良いのかを色々な角度から検証してみたい。

セカンドキャリアについて

色々な人と話をする中で必ずと言っていいほど出てくる話題が「セカンドキャリア」の話です。セカンドキャリアとは「スポーツ選手が引退した後の人生」のことです。コーチやタレント、解説者、などの仕事を得る人、またフロント入り出来る選手はほんの一握りです。また、相撲であればちゃんこ屋を開き成功できる人も本当に一握りの人たちです。その他大勢の人達はどうなってしまうのでしょうか?社会人のチームであれば、引退後そのままその会社に残ることが出来ます。(それが選手の甘えに繋がっているという意見も聞いたことがありますが)選手が引退した後、実は人生の半分以上がまだ残っているのです。アスリートが残りの人生をどうやって生きていくかをサポートする動きが近年徐々に活発化してきているようです。Jリーグではこの問題に正面から取り組んでいるようです。(すみません、僕も詳しい活動の内容は勉強不足で分かりません。知っている方、是非教えて下さい。機会をみてリサーチしたいと思います。Jリーグキャリアサポートセンターのサイトはここです。)また、リクルートエイブリックではプロアスリートキャリア支援室を新設し、日本プロ野球OBクラブが昨年12月に発行した、選手向けの求人雑誌「プレイボール」の編集を担いました。

この問題の難しい点を私なりにいくつか挙げていきたいと思います。私もあまりこの問題について詳しくはないということを前提に読んでください。

社会人としての能力

まず、引退した選手の「社会人」としての能力です。まあ、挨拶などは出来るでしょう。しかし、ちゃんとした敬語の使い方、電話の応対の仕方、パソコンの知識、極端な場合は電車のチケットのとり方とか、そういう事が出来なければ採用する方も採れないということになってしまいます。

実際にあった話です。ある引退した選手が、働いている会社のパンフレットを送るために郵便を出しました。封筒はA4サイズの封筒なので切手代は少なくとも120円はかかります。その元選手は80円切手をはってそれをポストに投函したのです。受け取った相手の人は受け取って仕方なく不足分を払いました。

この辺のスキルというか、そういうものを引退前に上げる方法を考えないといけないと思います。

フロントやコーチの認識

フロントの人やコーチに「セカンドキャリアの問題を選手に話したいのだけど」というと、「何を言ってるんですか。選手はどうやって生き残っていこうかを考えているんですよ。そんな暇があったら練習させます。」となってしまいます。チームとしてもそれは当然です。というのも、プレーするためにその人たちにお金を払っているわけですから。

選手本人の意識

これは上記のフロントやコーチの考え方と似ていますが、とにかくそのスポーツをやりたいと考えており、引退後の事なんて考えられないという選手が多いのが現状ではないかと思います。

私も将来的にこの問題に取り組んでいきたいとは思っています。上記の様な問題がある中、どのような方法があるのか、私なりに考えていきたいと思っています。皆さんの意見もお聞かせ下さい。
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テーマ:スポーツビジネス&スポーツ文化 - ジャンル:スポーツ

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