さて、もう少し建設的な話をしましょう。今回の問題点として色々な事が挙げられますが、アマ側の視点に立った話を少ししたいと思います。現状の日本で、野球の監督やコーチだけで生計を立てている方というのは本当に少ないのではないでしょうか?多くの高校野球や中学野球の監督さんは本業(多くの場合が教師)を持っていて、ボランティアで監督をやっておられると思います。
多くの方がもうお気づきだとは思いますが、ボランティアで教えるということには限界があります。よっぽどの聖人でない限り「こんなにも生徒に尽くしているのに、何でただなんだよ」と思っていらっしゃると思います。そう思っている監督さんに球団が近づいて来て、「現金をあげるから、○○選手、うちに入るように説得してよ」と言われたらなびくと思いませんか?
この議論とは少し逸れるかもしれませんが、報酬のもらえるような監督やコーチが増えてくることは日本のスポーツを活性化する方策の一つではないかと考えています。(報酬の原資をどうするかという大きな問題はありますが・・・)
さて、話を戻すと、プロ野球からアマに表からお金が流れる仕組みを作れないでしょうか?例えば、ドラフト指名後、過去5年間在籍していたチームに1年につき100万円払うなどのシステムです。この例で行けば、高校生をドラフトしたら球団は出身高校に300万、出身のリトルリーグに200万払うことになります。出身高校はこのお金で照明をつけたり、バスを買ったり出来るのではないでしょうか?
まあ、これで裏金問題が解決されるとは思いませんが、少しは野球の監督やコーチとして活動するインセンティブは働くのではないかと思います。
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