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2020年までにスポーツを新たな産業の担い手にするためのブログ

日本のスポーツ界を発展させていきたい。そのためにはどうしたら良いのかを色々な角度から検証してみたい。

子供たちはなぜスポーツをするのか?そして、親はなぜさせたがるのか?

メルマガの第13号が発刊されました!

河島徳基のスポーツ業界の歩き方
【価格】525円/月(1配信あたり約262円)
【発行周期】毎月 第2火曜日・第4火曜日(年末年始を除く)

http://www.mag2.com/m/0001564771.html

第13号
目次:
1 スポーツ業界の歩き方 ~原体験その12~
2 子供たちはなぜスポーツをするのか?そして、親はなぜさせたがるのか?
3 厳選!「気になる記事」
4 編集後記
5 Q&Aに関して

「子供たちはなぜスポーツをするのか?そして、親はなぜさせたがるのか?」全文掲載します!



■ 子供たちはなぜスポーツをするのか?そして、親はなぜさせたがるのか?

今回は、今世間を騒がせている、指導の問題について考えてみたいと思います。

そもそも論として、子供はなぜスポーツをするのでしょうか?楽しいからではないでしょうか?うまくなったり、勝ったりする事が楽しいからではないでしょうか?友達と一緒に遊んでいる事が楽しいからではないでしょうか?そもそも英語ではスポーツを「play」するという表現を使います。つまり、遊ぶという事です。

親からしたら、なぜ子供にスポーツをやらせようと思うのでしょうか?スポーツは子供にとってどんなメリットをもたらすのでしょうか?

スポーツは人生の縮図です。勝つ時もあれば負ける時もあります。チームスポーツであれば、当然、仲間と協力しなければなりませんし、それぞれの選手には得て不得手があります。試合中には色々な局面があり、それぞれその場に応じて最適と思われる判断をします。失敗する事もありますが、そこから何かを学び次に生かす方法を考えます。ルール違反をすれば、罰則が科せられますし、審判は万能ではないので、判定に不満がある時もありますが、試合は続きます。

そう考えると、遊びながら人生の勉強をしているようなものです。当然やっているからには勝つことを目指します。それが大きな自信になるからです。しかし、それだけが全てではありません。スポーツをやるという事は個人の成長を促す過程の一つなのではないかと思っています。

勝利至上主義は良くないという言葉を良く耳にします。しかし、世の中に勝利を目指さない組織はないと思います。スポーツが人生の縮図だとすれば、スポーツをやっている組織は勝利を目指すことにあります。ただし、スポーツ特に子供たちのスポーツでは、そこが最終的なゴールではなく、個人の成長が最終的なゴールなのではないでしょうか?勝ち負けは一つの要素であり、全てではないという事です。それを監督、コーチ、親などが共有出来ていない事が、大きな問題なのではないかと思っています。

つまりは、指導者のあり方をもう一度整理して、みんなで共有する必要がありそうです。具体的には、文科省(それで良いのかは議論の余地がありますが)が全ての競技に共通するコーチングの資格を発給し、その中に、理念などが含まれているというような形でしょうか?

それぞれの年代で教えるべき事や意識すべきことが違うでしょう。例えば、小学校年齢は「楽しさを伝える」、中学年代は「体力おつける」、高校時代は「戦術を教える」などです。日本全体として、このようなコンセンサスが必要なのではないかと思っています。子供たちがスポーツをする意義、コーチとして重要な事、どの年代は何を教えるのか、などを大至急共有する必要性を感じています。その上で、今ある仕組みで変える必要があるものは変えて行く。

日本全体の問題として、今後は少子化により人口が減ります。子供の数が減れば当然競技人口は減ります。競技人口が多ければ多いほど、競技のレベルは向上します。数の論理ですね。日本のスポーツ界全体の事を考えた時、競技人口を増やす必要があります。そのためにはどうするか?この根本的な解決策としては私は一人の子供が複数のスポーツをやる事を提唱しています。この考えの詳細はまたこのメルマガの中だお伝えする時があると思います。今回のテーマでいけば、子供がいかに「楽しい」と思ってもらえるかという事ではないでしょうか?そのためには指導者には子供に楽しいと思ってもらえるような指導を心がけてもらう必要があります。競技人口が増えれば、スポーツの魅力も多くの方に伝わりますし、価値も向上するでしょう。

今回の指導者の問題に関しての私なりの解決策の提案は、「指導者や親へのスポーツとは何かというコンセプトの浸透」です。時間はかかりますが、これを行う事により、日本のスポーツも強くなりますし、スポーツの価値も高まると信じています。

それでは、プロやセミプロ、オリンピック選手は別の考え方が必要なのでしょうか?確かに、このレベルになってくると、スポーツをやっている意義が個人の成長という、ある意味教育的な意義よりも、国威発揚や経済的な要素が強くなってきます。より、勝利が優先されるように感じられます。しかし、逆説的ではありますが、個人の能力(技術だけでなく)が高ければ世界に勝てるわけですから、このレベルでも個人を成長させる事が勝利への近道なのかもしれません。

本来、スポーツは、自分で判断して自分で行動出来る人材(今日本で最も必要とされる人材)を育成するのに適したツールのはずです。それが、日本では、スポーツをやっている人間は受けた指示を確実にこなす人材になってしまってはいないでしょうか?何ともったいない事か。それがまたスポーツの価値を上げずらくしているようにも思います。スポーツを通して、リーダーシップの取れる人材を育成し、その人たちがスポーツに限らず、日本の社会のために貢献出来る人材となっていけば、日本全体の活性化に繋がりますし、スポーツの価値も向上すると思います。

そんな社会を創れるように前進していきましょう!


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テーマ:スポーツビジネス&スポーツ文化 - ジャンル:スポーツ

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