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日本のスポーツ界を発展させていきたい。そのためにはどうしたら良いのかを色々な角度から検証してみたい。

ウェイストマネジメント フェニックスオープン16番「スタジアム」

2014年も2月に突入しました。皆様如何お過ごしですか?

さて、現在、アメリカアリゾナ州フェニックスで行われている、ゴルフの「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」の16番ホールが凄い事になっています。記憶に残るスーパーショットが出たかって?そうではありません。このホールの構造が凄いのです。

162ヤードパースリーの16番ホール全体を囲むようにして、観客席が作られています。そう、まるで「スタジアム」のように。こちらの写真は2010年に撮影されたものですが、分かりやすいと思うのでご覧ください。

http://www.golfdigest.com/golf-courses/arizona/tpcscottsdale

スタジアムの収容人数は20,000人。上部には「スカイボックス」と呼ばれる区画が200あり、1区画平均46,000ドルで販売しています。ギャラリーが20,000人いては、全ての人を黙らせる事は難しいので、ティーショットの時にもやはりざわついてます。それでも、選手は淡々とプレーを続けています。選手によってはプレゼントを用意していて、スタンドに投げ入れています。

厳格なゴルファーやゴルフ関係者にはもしかしたら受け入れ難い光景なのかもしれませんが、選手はその環境をむしろ楽しんでいるように映ります。1997年にはタイガーウッズがこのホールでホールインワンを達成し、ホール全体が興奮の渦に包まれています。当時の映像を確認しましたが、当時はまだ今のように全体がスタンドで囲まれていなかったようです。

伝統と革新。時代は常に移り変わって行きます。遠く米国アリゾナ州の映像を見ながら、伝統と歴史を守りながら変化し続ける事の難しさを改めて噛み締める土曜日の朝となりました。




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