今日も炎上覚悟で、書きます。高校野球の甲子園を頂点とした今の仕組みは変えるべきだと思っています。
なぜかという事を書く前に、そもそもの前提条件を書いておきたいと思います。
このブログで何度か書いていると思いますが「PLAY=遊び」です。高校生のスポーツは本来遊びの範疇を越えるものではないはずなのです。ところが、今の高校生のスポーツの仕組みは甲子園を筆頭に遊びだけの要素では優勝出来ない仕組みになってしまったのです。甲子園の頂点は子どもが目指しているものと勘違いされがちですが、大人が作った仕組みのなかで子どもがめざしているものなのです。と言うことは、その仕組みづくりは大人が責任を持ってしっかりとやってあげる必要があるわけです。
大人が子どもを遊ばす時に何に注意するでしょうか?
・ 安全 → 今の甲子園の仕組みが安全だと思いますか?
・ あたたかく見守る → 親、教師、監督、コーチ、メディアが選手をあたたかく見守っていると思いますか?(清宮君の件はどうですか?)
・ 楽しく過ごす → 体罰やいじめがあるところで、子どもは楽しめるのでしょうか?厳しい練習をして、試合に出られない事が楽しいのでしょうか?
・ 勉強やその他の事もほどほどにさせる → 日本には「文武両道」という素晴らしい言葉がありますが、これを実践している高校生アスリート、特にTOPを目指しているアスリートはどれくらいいるでしょうか?
この様に、スポーツが遊びであるという事を前提にすると、いかに今の甲子園の仕組みがおかしいかが見えて来ます。確かに遊びの中で、喧嘩、仲間はずれ、怪我、悔しい思い、などは必ずあるものですが、それは楽しいという想いが前提にあるから耐えられたり、克服出来たりするのではないかと思います。ただ単に、辛い思いをする事を目的に遊ぶ子どもはどこにもいないはずです。
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