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帝京大学ラグビー部成功の秘訣~帝京大学スポーツ医科学センターの存在~

昨日、帝京大学スポーツ医科学センターの事業報告会、「ラグビー特有の課題に対応した多角的サポート ~トップアスリートの疲労とリカバリー~」に行ってきました。

帝京大学スポーツ医科学センター(https://www.teikyo-u.ac.jp/affiliate/laboratory/sports_medical/)は2011年4月に設立されました。とかく分断されがちな、「メディカル」「サイエンス」「フィジカル」の部門の方々が連携して一体となってアスリートをサポートしていこうという試みです。現状、以下の陣容で構成されています。

「メディカル」
スポーツ整形外科医 3名

「サイエンス」
研究者 3名

「フィジカル」
アスレティックトレーナー 9名
ストレングスコーチ 3名
栄養士 7名
監督 3名

日本においては、上記の「フィジカル」内にいる人達の確保、また連携さえ難しい状況の中、測定・分析などの科学的要素、また、怪我の診断・手術といったメディカル要素まで一体となっている仕組みがあるとは正直驚きました。質疑応答で、予算はいくらか聞いたのですが、答えて頂けませんでした(笑)。

このサポートを現状でうけているのは、ラグビー部、駅伝競走部、チアリーディング部、硬式野球部の4チームです。理事長のトップダウンで実行したとおっしゃっていましたが、実際には、大学の内にこうした人材がいたから出来たともおっしゃていました。

この仕組みの中で特徴的だと思われる点を幾つか挙げてみます。

当然ではあるのですが、この仕組みの中に「監督」が含まれていることです。監督がある程度これらの重要性を理解し、メンバーを信頼しなければ成り立たない仕組みでしょう。

そして、もう一つ、見逃せないのが、「マネジメント」の存在だと思います。この仕組みを束ねる事務局にアメリカの大学スポーツでの実務経験のある方をマネジメント人材としておいています。ここも大きなポイントでしょう。

具体的な中身についてはここでは触れませんが、この3つの部門が連携して、オーバートレーニングにならない最適な運動強度を模索しながら、怪我を未然に防ぎ、怪我した時は早期の復帰を促し、チーム全体、そして個々のパフォーマンスを向上させて、勝利に結び付けていくという理想的な環境を創りつつあります。

今後はもしかしたら、ビジネス面がこの仕組みの中についてくる可能性もあるかもしれません。また、「メンタル」が入ってくる可能性は十分にありそうです。課題としては、現状4つのチームしかサポート出来ていないので、他の部活をどうするかという事でしょう。また、様々なデータを取得しているので、それらを勝利に結び付けられる「データサイエンティスト」のような人材も必要になるかもしれません。

これを他大学がすぐに真似できるかというと、かなり難しいと思います。ただ、一つの理想形としてこの様な形が既に日本に存在しているというのは知っておいて損はありません。もっともっと経験やノウハウを蓄積してここが日本のスタンダードになれば、日本のスポーツも大きく変わっていく可能性がありそうです。



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