話は前後しますが、僕をアメリカに導いてくれた大きな要因となった出来事をご紹介します。
私は実はタイのバンコックで産まれています。その後3歳までタイにいて、その後6歳までアメリカのオレゴン州のポートランドというところにいました。父親の転勤について回る生活でした。このときに身をもってアメリカを体験していますし、幼稚園とは言え、英語での生活でした。両親に「家では日本語をしゃべりなさい!!」と怒られていたのを記憶しています。余談ですが、兄弟のいる家族(僕は一人っ子)は兄弟同士、家でも英語を話すので、日本語がしゃべれなくなる傾向があるようです。このアメリカでの幼少期の体験が僕をアメリカに導いた大きな要因の一つになっているのではないかと思っています。
小学校6年間は日本で過ごしました。1年生の入学時、やはり僕はアメリカ帰りの変わり者だったらしく、よくいじめられました。時々英語を使っていたようで、その時に僕は「英語」というものを無意識に頭の中からシャットアウトしていたようです。
それから6年、中学1年生のときにまたまた父の転勤でアメリカに行くことになりました。その時の僕の英語力は This is a pen. 程度でした。幼稚園時代の英語力は跡形もなく消えていました。僕は現地の中学に入学することになりました。初日、担当の先生が色々案内してくれたり、説明をしてくれました。そして最後に「Do you understand?」(分かりましたか?)と聞いてきました。家に帰って、母親に「understand って、どういう意味?」と聞いていました。「分かりましたか?」と聞かれてることすら分からなかったのです!!Oh my god!!
こんな状態で新学期がスタート、数学以外は全く分かりまん状態でした。数学は数学で、中学一年で分数の計算ですよ、信じられますか??しかも、授業に計算機持込可。「何じゃ、この国は」と子供ながらにビックリしてしまいました。
アメリカに行って6ヶ月くらいしたある日、本当に不思議なことがおきました。朝目覚め、寝ぼけながらリビングへ。そこでは普通にアメリカのニュース番組が映し出されるTVが。しかし何かが違う。そう、分かるのです!!言っている意味が、完璧とは言わないまでも昨日とは全然違う感覚で分かるのです!!なんじゃーこれは・・・突然脳の中にあった6年前の記憶が蘇ったのです!!人間って凄すぎる。
続く

