スポーツについて考える

日本のスポーツ界を発展させていきたい。そのためにはどうしたら良いのかを色々な角度から検証してみたい。

推薦図書(「イチローの流儀」)

イチローの流儀(新潮社)

イチローってどんな人なんだろう?WBCで見せた、あの姿と普段の彼の姿とのギャップ。同い年ということ、人物として非常に興味を持っていたこと、また、知り合いの方が是非、読んで欲しいと言っていたのも引っかかっていたので、この本を読むことにしました。実は最初の章の一部分を立ち読みして、中々面白いと思ったのもありました。

内容は主に、「バッティングに対する考え方」「対メディア」そして、「ストイックな姿」という3つに集約されると思います。トレーナーやトレーニングコーチを目指す人とスポーツメディアに関わっている人や関わりたいと思っている方々は読んだほうが良いと思います。また、アメリカ野球の現実を理解するにも少しは役に立つかもしれません。ただし、イチローの本当の姿というのが僕には読んでもいまいちかみきれなかったように思います。

バッティングに関しては、技術的な本当に細かいところまでは触れていません。ただし、筋力よりも体の使い方を重視する彼のスタイルは今後のトレーニングの流れになっていくのではないかと思います。また、体の比較的小さな日本人が今後世界で活躍していくひとつのヒントになるのではないかと思っています。具体的なトレーニングの方法などには一切触れていませんが、それでもこの様な考え方でトレーナー活動をしている方も沢山いらっしゃいますので、現状の流れをつかむには良い本ではないでしょうか?

メディアに関しては、やはり、僕が感じているように、記者がスポーツやその競技に対して精通していないということでしょう。イチローはプロ野球選手。そのプロ意識を記者にも求めているのだと思います。私自身も、記者のプロ意識を疑うような場面に何度も出くわしているので、その気持ちは良く分かります。

それと、彼の野球を中心としたストイックな世界。見習わなければならない部分もあるとは思いますが、私には難しいと思います。この世界はイチローだから出来ること、これが出来るからイチローなのであって、僕達はイチローにはなれないし、なる必要もないなと思います。でも、プロという概念から見ると確かに見習わなければならない部分も沢山あると思います。

冒頭の部分で、イチローを中心とした大リーガーが、バッティング論議に花を咲かせている場面が登場します。プロ同士にしか分かり合えない領域。イチローもこの辺の「分かち合い」を実は求めているのではないかと思いました。



テーマ:イチロー - ジャンル:スポーツ

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