この価値をどの様に現金と交換するのでしょうか?
まず、皆さん思いつくのがフィットネスクラブでしょう。日本におけるフィットネスクラブの市場規模は2010年度で4142億円となっています。(フィットネスオンライン)
http://www.fitnessclub.jp/business/date/compare.html
また、医療費の増大や高齢化に頭を悩ます国(厚生労働省)はスポーツと健康に多くのお金を投入する価値があると考えています。ここからどの様にお金を引っ張ってくるかもスポーツの大きな課題でしょう。
フィットネス参加者が多くなれば当然、ウェアーやシューズ、道具市場も拡大していきます。
ちなみに、日本の民間クラブ参加率は2010年で3.17%です。アメリカは15%となっています。この分野は実はまだまだ伸びる余地があるのではないかと思っています。
ランニングも現在はブームとなっており、ここには「健康」と「遊び」の両方の価値が介在しています。ランニングに関しては、もちろん、ウェアやシューズの市場もありますが、ランニング教室や、銭湯なども含めたランニングステーションなどの市場も出てきています。また、自転車通勤用の駐輪場ビジネスも登場しています。遊びの中でも紹介しましたが、「健康」のために走るだけでなく、「タイムも」という方向けに、大会ビジネスも活況を呈しています。
子供向けスクールも、色々な価値はありますが、「子供たちに健康を」という親の願いをかなえるための価値を提供しています。現在は子供向けスクールにも色々な種目が登場しています。スイミング、体操、サッカー、空手、柔道、剣道、野球、チアリーダー、ダンス、ランニングなどなどです。また、体育の家庭教師も登場し、逆上がりが出来ない子に教えたりしています。
ゲームのソフトとしての、健康とスポーツの価値もあります。Wiiフィットなどが良い例です。
こちらは、文科省の管轄ではありますが、「健康とスポーツ」というテーマでは、総合型地域スポーツクラブに関しても、まだまだ発展の余地がありそうです。総合型地域スポーツクラブに関してはまた後日お話したいと思います。
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